ニュージーランドのイミグレーションは35年経った今でも酷い。 先日 長いモロッコの旅を終えて クライストチャーチのイミグレを通過する際の事だ。
ゲートは チップの入ってないパスポートでは通過出来ない。
ま~ それは 私が シンガポールで パスポートを無くしたので 急遽 ニュージーランド大使館にて 臨時パスポートを発行して貰ったので それには チップは入って無い・・。
と言う事で 私は 10個以上も ある パスポート通過ゲート台は 閑散として 人っ子一人居ない・・が! 横の イミグレ職員が一人 一人のパスポートを手作業で 審査している所へ 行け!! と 怒鳴られた。
優しく 言われた訳では無い・・。 どっちかと言うと "おい! お前! そっちへ行け!" と 70人ぐらい並んでいる 手作業イミグレ職員審査列の方を指す。
そこへ並んだら 多分 2・3時間は かかると思う。
仕方がないので 私は すごすごと そちらの方の最後尾に並ぶ。 10時間以上のフライト・・ それも夜間飛行・・もう 精魂尽き果てた状態・・。 が! 仕方が無い・・・。
私が 最初に ニュージーランドに来た時 35年前・・イミグレで止められ ありとあらゆる事を調べられた。 荷物の中は もちろん! 徹底的にひっくり返され・・。 質問攻め。 怪しいところは一つも無いはずなのに・・。
つまり 私はいつも怪しまれるのだ・・。ある日 夫のロジャーの母親が死にそうだと言う事で 二人で急遽オーストラリアに飛んだ。 母親は大した事もなく 一週間後に又 ニュージーランドに 戻って来た時のイミグレの私の扱い・・。
突然! イミグレ職員が デカイ声で私を怒鳴るのだ! 周り全員の目が私に集まる!
「オーストラリアで 何年不正滞在したんだ! えぇ~! 」 と言うではないか・・!
私は 「いやいや 夫と一緒に一週間だけ行ってただけで・・」 と言うがいなや 「黙れ! 黙れ! 」 と言われて 別室に連れていかれて 監禁状態。 一時間以上経って 突然 部屋が空き 「行け!」 と言われて 解放された。
なんで 監禁されたのか? なんで 突然 解放されたのか? なんの説明も無かった。
この屈辱的扱いは なんなのか?! 怒りしか無い・・。
別な時には 同じく夫と一緒に海外から 戻って来た時に お前この国に一人で何してたんだ? と言われたので 「いやいや 夫と一緒に行って 一緒に戻ってきたんだけど・・」 と言ったら 「嘘付くな! じゃ~ その夫は何処にいる?」 と言うので 「とっくの昔にイミグレは通過したんだけど」 と言うと 「そんな嘘は通用しない!」と又 怒鳴られた・・。
そう どうしたって 私はいつも怪しまれ 犯人扱いをされるのだ。
って事で 私は オーストラリアのパスポートを持ってる夫を ニュージーランドパスポートも取得して貰った。 同時に日本パスポートを持っていた私は 日本のを捨てて ニュージーランドパスポートに変えた。 二重国籍を許さないので日本国パスポートは 捨てるしかなった私。
と言うことで 私は 別に 夫と結婚して籍を入れる必要はなかったが・・ 私が 夫に 籍を入れるべ~ と持ちかけた。
夫は それが なんなのか・・全然理解はしていない・・。 私にとっては すべて! あの屈辱的なイミグレ通過を緩和したいと言う思いだけなのだ。
今回 私は 十数時間のフライトの後 精魂尽き果てた 体を引っさげて・・ イミグレ職員に 数時間かかる イミグレ手作業の列の最後尾に並ばされた・・・。 もう泣きそう・・・。
そうこうしていたら 夫が イミグレ通過ゲート台にやって来て 私が 手作業イミグレ列の最後尾にいるのを発見!
常に 私は夫に 「イミグレは絶対 私が通過した後にお前は通過しろ!」と洗脳しつづけたので・・ 彼はハタ! イミグレゲート通過台の前で 止まった・・!
イミグレゲート台管理の職員(私に お前は あっちに並べ!と怒鳴った奴)は 私の夫(白人 背が高い 男)に向かって "どうぞ! どうぞ! ここを通過していいですよ・・旦那様" 的に 夫にヘコヘコしている。
夫は 「いやいや わたしの妻が まだあそこに並んでいるので・・」 と職員に言っている・・。 私は "そうだよ~! てめぇ~! 死んでも 私より 先にイミグレ通過すんじゃ~ねぇ~ぞ!" と 常日頃彼を洗脳していた 効果があらわれた!! と 思った。
そう!! それで えぇ~んぢや!! と 心で思った。
そしたら なんと!! そのイミグレ ヘコヘコ野郎は 私に こっちに来い! 言って すぐ横のイミグレ手作業職員に 私のパスポートを渡す・・。
イミグレ手作業職員は またまた ヘコヘコ体制で 笑顔を作って 私に「お前パスポート無くしたんか~?」と ヘラヘラ笑いをしている。そして 数秒で 私を通過させた。
私は ハラワタが煮えくり返る程 ワナワナと腹が立つ・・・。 そのヘコヘコ ヘラヘラ職員を睨むしかない・・。
つまり ニュージーランド イミグレにとっては 私の夫は つまり 白人・男・背が高いと言う人間の言うことは 完全優位であり 私は 完全ゴミなのである・・。
なんと!! あからさまな 人種差別! と言う他は無い・・! 私が 白人男と結婚もせず 同じニュージーランド市民権を取得せず 同じニュージーランドパスポートを取得してなかったら 絶対に 数時間も あの手作業イミグレ通過の列に ずっと並んでいただろう・・。
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