シンガポール空港の イミグレを通過して すぐ 私は 自分のパスポートを無くした様だ・・。
気がついたのは 宿に着いてから・・ レセプションで パスポート と 言われ 出そうとしたが 無い!! 無い!!! 無いはずは無い!! もう 私の頭は パイック!
妹と ツラツラ考えるに 多分 イミグレ通過直後 まだ 荷物を取る前・・ だから 外に出る前に 既に 私は パスポートを持って無かったらしい・・。
慌てる事この上ない・・ 頭は真っ白! もう 何をどうしていいか?! 分からん・・ 落ち着け・・落ち着け・・ といいつつ・・ とりあえず ポリスreport つまり 失くした物の届けをして その"届出書"が無いと 宿にも泊まらせてくれないと 言われる・・。
我ら3人 拷問の様な 13時間フライトを カサブランカから パリのトランジットを経て やっとこさ~! シンガポールの宿に辿り着き・・・ 徹夜のフライトは ベッドに倒れ込むだけの ゾンビ状態の体を引っさげていた。
が! これから ポリスに行き またもや チャンギ空港にタクシーで戻る・・しかし・・ 3人は もう 物も言うエネルギーも無く・・・ただただ・・やらねば・・と言う一心で私に付き合ってくれた。
ロジャーと妹は とりあえず パスポートは持っているから なんの問題も無いのだけれど・・私に付き合ってくれたのだ。
それから 空港で数時間かけて 空港のスタッフに あちこち探し回って貰って・・もちろん 落し物届出の場所には一番先に行き・・。 しかし・・その数時間の間には 届けてくれた人も無く・・。
もう完全に出て来ない・・と言う絶望の結果で・・ ポリスreportを 取る為に 又 3人は そこへ 向かう・・。
第一ターミナルに居た我らは 第四ターミナルまでバスでまず行って そこから だいぶ歩くけど・・。 と 言われて トボトボと 歩き出す。
googlemapによると とりあえず大きな回り道をしつつ進まないといけない。高速道路とか 大きな道路が 幾つも交差しているので 直線距離では徒歩では絶対に行けないのだ・・。
が・・我らは その絶望的な遠回り経路を見て うんにゃ!!絶対直線で行く!!を決断! 高速で走り抜ける車を避けつつ 忍者の如く 道路を突っ切る! 夜もとっぷりとふけて真っ暗なので・・ どうしても 忍者になってしまう・・。
ある箇所に来た時は もう 絶望的・・ けっこう高い塀をよじ登って 超えなければ 直線では突き進めないのだ・・。 こうなったら 後戻りなんて 無駄な事をする エネルギーも気力も無く・・こうなったら 塀を超えるしかないのだ!
全力で塀によじ登って ロジャーが 私と妹の体を支えつつ やっと3人共越えることが出来た。 超えた箇所には 木の枝の塊があって・・ 私はその木の枝に絡まって・・ドボンと落ちてしまう・・が 泣いてなんて居られない・・ あちこちがドロドロになりつつ・・ 痛いのに・・ そんなの構わず 立ち上がり また 3人はつきすすむ・・。
大きなネオンが明るく "POLICE"と言うのを見た時には 感動的に嬉しかった。 やっと辿り着き・・ ポリスreportを申請するが・・ ダラダラ・・しているのか・・ 全然作ってくれない・・。
コンピューターのテクニカルproblem つまり コンピューターが ネットに繋がらないのか なんだか分からんが 作業が 出来ん・・ と 言われて・・ 椅子に座っている ロジャーは とうとう ウトウトし始める・・。
数時間待って・・やっと 出来上がって それを受け取り GRABと言う タクシーを呼ぶ。 ポリスの言うには 呼ぶしか タクシーを拾う方法はないとの事。
そのくらい このポリスステーションは ハイウェイの孤島にある感じなのだ。宿に辿り付き・・近くのコンビニで ちょっと食いもんを買い・・言葉少なげに 3人がモソモソと食べ・・後は もう バタンキューで昏睡状態。
次の日に ニュージーランド大使館に行くと・・パスポート再発行には 5日から 7日は 最低かかると言う。
ひえ~~!! 私たちは 3日後にここを出るフライト。 絶対に帰るには間に合わない・・。 大使館の人は フライトの変更をしたら? と言う。
いやいや 私のフライト変更不可だっちゅうの!! 変更可能にするには 最初っから 数万円余計にはらっときゃ~ 出来るけど・・とりあえず 一円でも安くあげよう! と言う貧乏根性で フライトを購入してるので・・そんな余裕なんかねぇ~の!! と 言う・・。
しかし パスポートが出来るまで待って ティケットを買い直すとなると 最低 40万円は掛かるなぁ~~・・。 ひぇ~~!! と またまた・・泣きたくなる・・。それも ロジャーと妹は予定通り帰って・・私一人 パスポート待ちで ここに残る事になる・・・。 がぁ~~~ん!!
そうこうしていたら 大使館の対応してくれた女の人がちょっと待って・・と言って 引っ込んでしまった・・あと えれぇ~!長い間待たされた後・・ 予定通りのフライトで帰る時だけ使える 臨時のパスポート代わりの証明書を発行して貰える様に ニュージーランドのウェリングトンofficeに 相談してみたの・・。
でも!! その臨時証明書ってのを 発行していいか どうかは 我らには決められないので ウェリングトンofficeの方からの許可待ちなの・・。と言われる。
それから又待って・・待って・・ やっと その女の人が出て来て・・"許可が出たわよ!" と言ってくれた。やった~!! これで 私は40万円のチケットを又買う必要が無くなった!! "神様ありがとう!!" と 突然 落ちに落ち込んでいた 我らは 元気になる。
その夜は 日本の安スーパー支店の"ドンキ" に行って 寿司だの 餃子だの ご馳走をしこたま買い込む。 モロッコワイン3本買い込んで来たので・・それらは 帰国時のお土産になるはずだったが・・ 開けちまえぃ!! って事で 酒盛り!
なんせ お酒大好きのロジャーと妹は モロッコで一ヶ月以上禁酒状態。 モロッコでは 酒は 存在しない・・ ある所にはあるのだろうけど・・一般の巷には 存在しない・・。
が! 今夜は 晴れて 酒盛り! そのワインは結構イケてるワイン! 美味い! 美味い! と言いつつ ロジャーなんか まるで ビールを飲む様に あっと言う間に 一本を空けてしまったのだ。