2023年3月21日火曜日

ルノアール

 友人と待ち合わせたけど どえらく早く着いたので どっか座る所... と探していたら ''ルノアール''喫茶店を発見!

ルノアールは 昭和を代表する喫茶店なのだ。

決して カフェなんぞと呼んではいけないシロモノなのだ。 店に入って 座席を探していたら 私を見つめている人がいる。

1歩外に出たら 目の合う人は絶対にいない。 全員! 冷たく 他人なのだ 当たり前だけど。 ドンドン 孤独になる........ 普通なのだろうけど...

たまに目が合うとそれは外人。そして ニコッとしてくれる。 ちょっと ホッとする。

しかし この喫茶店で私を見つめていたのは 日本人の おばあさん。 でもって こっち こっち と手招きする。

もちろん 孤独なアタシは そのおばあさんのすぐ横にピッタリと沿って座った。

やっぱり 女は女同士で座るのがいいよねぇ〜!  と彼女が 言うので 私も ハモって ''ねぇ〜'' と 言った。

その ばあさんの人生は 男だまくらかしで92歳まで生きてきた。

全部 保険屋 と水商売でだまくらかしをやってきたとか。

あんたの趣味は? と突然訊くので ''男漁り''と 言うと 

"いい男はおらん''と 言う。 ''ど〜りで 全然 男が見つからんのだ。''と アタシ。

男はバカで単純、という彼女の言葉で 深く うなづいて 同感!!! のアタシ。

だまくらかして 借金山程あるよ と彼女。 借金取りって怖くない?って訊くと  ''んなもなぁ〜 何時でも来い、よ殺してくれて 結構 あたしゃ〜 何時でも死にたいんだから...'' と彼女。

だけどねぇ〜 借金取りって みんな 寂しがり屋 身の上話を聞いてあげると 散々っぱらしゃべって 晴れ晴れした顔で帰ってくね〜。

みんな不幸なんだね〜..... 

彼女は偉い哲学者でもあるようだ。 アタシは一々 うなづいてしまう。

待ち合わせした友人から 待ち合わせ場所に着いたよ〜 の連絡が入ったので 急いで ルノアールを出た。

人と こんなに別れが惜しいと思ったのは久しぶり。

彼女には 私と同類の匂いがした。

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