昨日は 人生で始めての 大パニック!
ベランダにでて タオルを干そうとして 出た所 ドアがオートロックで 閉まってしまった。 どんなに開けようとしても テコでも動かん! 瞬間 血の気が引く。 ここは 8階のベランダ。 下を見下ろすと 奈落の底・・ だから 絶対下は 見ないようにして ベランダにでていた。
血の気が引いたはいいが・・ さて! どうするか? ここで 何もしなければ 永久に救出してくれる人はいない・・。
ありったけの声で叫ぶ。 向かいのビルの窓に向かって。 喉が空気乾燥でやられて・・激痛をしていた毎日・・挙げ句に 全然声がでなっていた・・。 なのに・・! ベランダで 救助の声を張り上げなければならない・・。
地獄とはこの事・・。
だが この地獄は 思ったよりも ずっと 大変で 午後1時 炎天下の時間から 午後7時まで続くのだ・・。
向かいのビルの窓は 酷暑で ほとんどの人が 白いシャッターの様な物を下げて 日光を遮断している。 それでも 私は 命乞いの声を叫ぶ。 かすれ声なので なんか 首を閉められているような 音で・・ へぇ〜〜〜〜〜るぷ!!! へぇ〜〜〜〜るぷ!!! を連呼。
Anybody can hear me~~!! Heeeeeelp~~!! を 連呼・・。 もう 私の命が助かるのは これしか方法はないのだ。
諦めては 自分をふるい立たせ を 繰り返し・・泣きたくなる気持ちを 自分をふるい立たせ・・。 そうこうしていたら やっと 誰かの声がした。
誰が声をかけてくれているのか 全然 わからず キョロキョロしていたら 「Look up!]の声に上を見ると・・ 若いカップルが 流暢な英語で話しかけてくれた・・。
一瞬 たすかった〜!! と 心は小躍り。 事情を話すと あなたの部屋の階は? 部屋番号は? 部屋の開ける 暗証番号は? と 訊いてくれるので ゆっくり と 正確に 伝達する。 声がかすれているのと・・ 彼女のビルの場所が 私より ずっと高いのとで 伝わり難かったが 彼女の辛抱強さと 賢さで 正確に伝達。
彼女はそのままで 彼女の彼氏が 私の部屋まで来て トライしたが まったくもって開かないと言う。 そのときは なぜ!? と 思ったが・・ 後でわかった・・。 つまり 暗証番号での鍵解除の他に 内側からは 別の鍵をロックする事ができて・・・それがロック状態だったからだ・・。
チェックインする時に securityの為に 自分の部屋に入ったら この別のロックも中から必ずしなさいと言われていたので・・ それも ロックがかかっていた。 自分が外から 自室に入る時は 暗証番号だけで 開けられるのだけれど・・。
そうこうしていたら その彼女は 私の真前にある窓、 つまり 白いシャッターが降りてて 開いた事のなかった 窓を開けて 私との会話をしてくれたのだった。
彼女は その私のベランダの真前のアパートの住人の人に頼んで そこに侵入して来てくれたのだった。 その住人は おばちゃんで とても優しく・・ まったく英語ができなくて ごめんね〜・・。 と いいつつ・・ いちいち 自分のスペイン語を スマホの翻訳機で英語に直して 読み上げてくれた。
その言葉が 大丈夫よ! 大丈夫よ! 気を落ち着けて・・ みんなが 絶対あなたを助けてあげるからね〜・・。 今 あの彼女は ビルの管理人に 頼んで あなたのアパートの持ち主と連絡を取っているから・・。
と 随時 状況を 私に実況報告をしてくれた。
そうこうしている内に もう 1時間以上も経っている。 なかなか ビルの管理人が私に部屋を貸したアパートの持ち主と連絡が取れず・・ アパートの持ち主が やって来て ドアを開けられるからね・・ と私に伝えたのは もう 3時間ぐらいは 経っていただろうか・・。
その前に 私を助けようとしてくれてるカップルも 真向かいのおばちゃんも 時々私に声をかけてくれて・・ 大丈夫よ! と何回も言ってくれた。
真上の階のカップルが 突然 私に何か スペイン語で 捲し立てるので・・ 私は スペイン語がわからん・・ 英語ならわかるけど・・ と言うと・・ お〜 ! わかった! わかった! 大丈夫! 大丈夫と言うサインをしてくれた。
と 思ったら ホウキの柄に紐をつけ その紐の先に 水の入った ペットボトルが結んであった。 静かに・・ペットボトルが 私が背伸びした手に届き・・ 紐をほどく・・。
それを見ていた カップルも おばちゃんも みんなで 「はよ〜! 水飲め! 水飲め!」と言ってくれた。 冷たい水は旨かった!
そのペットボトルは 500ml入りで けっこうの量があった・・しかし 炎天下での 6時間後には 空になっていた・・。
それからが長かった・・。 アパートのオーナーが来たのはいいが・・ 鍵を開けるすぺが無いらしく・・ つまり 中からしかロックできない鍵は 絶対に外からは 侵入できないとの事。
けっこう絶望的な状況・・ 喉がやられているから 喘息もでて来るし・・ 熱中症の軽いのになったのか・・・ 眩暈はするし・・頭痛はするし・・。 もう ベランダに座り込んで・・ 立つこともできない。
精神力と言うのは こういうときに発揮されるのかな・・。 と ぼんやりと考える。 石川県沖の大地震で瓦礫に埋もれて救助された人もう こうやって 救助を待っていたのかな〜・・。 72時間以上になると 生存の希望はなくなるとか 言ってたけど・・ 私なんか まだ 数時間ではないか・・。
100時間過ぎても 生存して救助された お年寄りがいたではないか・・。 私だって・・できないハズはない・・。
体にも気力が無くなってくると・・ 急速に気も弱くなる・・。 そうなると じたばたする気力もなくなるのを体験。 大分前読んだ事実にあった小説‘‘コンセント”と言うのを思い出す。
床に横たわった弟は まるで コンセントを抜いて 電気が切れた様に ただそのまま 横たわったまま 自分を放置して死んだと言うのを書いた物だった。
コンセントを抜いて電気が流れなくなった様に 気力のないまま 自分を放置する・・ と言うのが その時 よくわかった。 横になると 楽だし・・ ジタバタの気力も無い・・。 人間 そんな風になるんだ・・と思った。
そんなこんなの状態で 4時間ぐらい経っただろうか・・。
突然 最初は 部屋全体が どぉ〜ん!! と 揺さぶられるぐらいのデカイ打ち付ける音が 何回もしていた・・。 遂に ドアをぶち破ろうとしているらしい。
その時点で 私は ふらつきながら 立ち上がった・・。 人間 横になると 気も落ちるが 立ち上がると 突然 生きる体制に反転するのだ。 自分でも その反転ぶりに驚く。 やっと このベランダから 救助される! と言う希望からかもしれないが・・。
分厚いドアは びくともしない・・。 多分そうだろうと私は思った。その内 どぉ〜ん! と言う音は止み・・ 又 静けさが戻った。
ドアをどうにか 開けようとしているのは 解るのだが・・ あのがんじがらめのドアを そう簡単に開けられるとは 思えない。
個人のアパートなので・・ 合鍵は存在しないらしい・・。 そうこうしていたら・・ 今度は 金を切る様な電動のこの音がする。
しかし それも ちょっとしては止み・・ それから なが〜い時間が 経ち・・又 電動のこ・・。これが 又 2時間ぐらい経っただろうか・・?
もう 半分 諦めか買った頃 夜に差し掛かった頃 やっと 私は ベランダから 救出された。 その頃は もう あのカップルの窓にも姿はなく・・ おばちゃんの窓もしっかりと シャッターは閉められていた。 それは そうだろう・・ みんな 夕食の準備だの 彼らの生活があるのだから・・。
でも 私は どうしても あのカップルとおばちゃんには お礼が言いたくて・・ このアパートのオーナーから ビルの管理人の人を捕まえて・・カップルの人の電話番号をゲット!
今日になって やっと カップルと電話で会話。 私が感謝の気持ちを伝えると・・ 彼らは 「いやいや あなたの Spiritは すごいです。 ジタバタせず 常にCalmで 辛抱強くて・・ それに 私たちは感動したのよ・・ 救助にあんなに時間がかかってしまって・・本当に申し訳なかったわ・・ でも あなたの 辛抱強さには 感謝・・ そして 感動して 二人で泣いてしまった・・。」と・・。
私も 電話で話してて・・ もう 涙・・涙・・。
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