2026年3月5日木曜日

アルゼンチンのBBQと社会事情

 

先日 Uberドライバーの フェルナンドの 家に アルゼンチンBBQに 招待された。
一回 Uberに乗った時に えれぇ~~ フレンドリーで 話が盛り上がり・・ 今度BBQ するから 家に来るか? と 言われて 調子に乗って 
「うん! 行く!」 と 返事をしたわいいが・・・
この男 なんか 怪しいし・・ 大丈夫だろうか・・?
と 後から ちょっと心配になった・・。
結局 最近知り合いになった 日本人女性二人を誘って 行ってみた。

その 怪しい男は 信じられないくらい いい人で・・ すごく拍子抜け・・・。

朝の早よから 買い出しに行って・・ 色んな物を買い込んで来た。
どうしても アルゼンチンの地元の有名 肉を と 特別に 友人の肉屋の店に言って・・仕入れて来ていた・・。
チーズも 地元の人が BBQの時に 焼いて食べる 特別なのをゲット。
そして 飲み物も 何がいい? と 前日に訊いて来たから 日本人女性の リクエストに答えて・・地元のワイン 白と赤。

ありとあらゆる物を 特別に用意して 全て アルゼンチンの地元の物だけを 集めていた。

辿りついた家は 相当立派で・・そのUber運転手、 名前は フェルナンドと言うんだけど・・彼には 似つかわしくないデカイ家。
それに デカイ中庭。

そしたら それは 彼の友人の女性が 持ち主。
彼女は 50歳代で 離婚したばかり・・。
そして 弁護士・・。 
我ら女性軍 全員 離婚経歴者で エラく  話が合って 会話がはずんだのだ。

そして その立派な家は フェルナンドとか 色んな人たちが集まって ホームレスの人とか 社会で独り立ち出来ない人達を支援しているグループが 使っている。
いわNPO的活動を 個人的にやっているのだとさ!

フェルナンド自身 子供の頃から 父親不在 母親一人で子供を育て・・ 彼が小さい頃の家は 土間だったとか・・。 普通の床なんかない あばら家的な家に住み・・彼が 13歳の時には もう 家を支える為に 働いていたのだと言っていた。

二日前にはDiDiと言う Uberと全く同じシステムで運転手をしていたけど・・ 車に乗せた二人の男にいきなり 車の中で襲われ・・ 色んな物を盗まれ・・ 後ろから暴力を振るわれて・・・危うく 車まで 盗まれそうになったけど・・ 彼は 戦い続け・・どうにか 車だけは 盗まれるのを 免れた・・。

と言う事件があったばかり・・。
オマケに その後 DiDiから 完全にブロックされて・・ 仕方がないから Uberに切り替えたばかり・・。
その時 私が客として乗ったんだとさ・・。

フェルナンドは 「NORIKOと出会ったのは 偶然ではなく 必然なんだ・・」と 言っていた。
この宇宙で起こる事は 全て 起こるべくして起こっているわけで・・ ただの偶然では 一切ないのだ・・。
全てに 意味がある・・と 僕は信じている・・。
と 仕切りに言う。

そう言われると 私もそんな気がする・・・。

アルゼンチンの地元のワイン。

色んな種類の肉、 チョリッソ、  チーズ・・と 炭で焼いてくれた。
普通 私は  全然肉は食べないけど・・この肉は 柔らかくておいしかった。
パリパリに焼かれた チーズも すごくう美味かった!
他に そこら中に 売っている アルゼンチン人の主食とも言える パンと チーズと サラミも 食前に テーブルに出されて・・ それを 摘みながらのワインは 格別!

肉の一つ 一つを説明してくれる フェルナンド!



我らが着いたら 彼は 中庭にある大きなブドウの木の下に ちゃんと  テーブルクロスを掛けて 椅子をセッティングして  我らを 女王様の様に 扱ってくれた。
時分はまるで 奴隷の様に あれこれ あれこれ 汗ダラダラ流しながら 我らをもてなしてくれるのだ・・。

あんたも ちょっとは 休んで 一緒に食べようよ~~ と言っても
「いやいや 僕は 今日は あなた方をもてなすのが 使命なんだ!」 と 言い切るフェルナンド。


 

マテ茶を 真剣な眼差しで 作ってくれるフェルナンド。

現地の人達が飲む 昔からのマテ茶は 苦くて チョット飲みずらい・・・。
が 一緒に行った 日本人女性二人は そのチョット苦いマテ茶の方が 香り高くて美味しいと言っていた。

もう一つのマテ茶は マテ茶の茶葉に 乾かしたミントの葉っぱを入れて ちょっと砂糖も茶葉に混ぜて入れる。 
そこにお湯を注ぐ・・・これは 最近のやり方で 飲みやすくしてある。

マテ茶の作法もあって・・ とりあえず 回しのみ・・。 これは 礼儀みたいな物で 他の人が口を付けた物は飲まないと言うことは 無い。
日本の茶道と同じで 同じお茶を回し飲みする所が そっくりだなぁ~と 思った。

回し飲みをする時に 絶対に 人をハミゴにしない・・これは とても失礼な事なんだとさ!
最初は回し飲みはちょっと抵抗があったけど・・慣れたら 全くもって気にならなくなった。 "あぁ~ こうやって 人との心と心が近くなっていくのだろうなぁ~" と思った・・。
地元の人が 回のみしているのを何回も見た事はあったが 実際に 自分も同じ事をしたのは 初めてだった。

回し飲みをしている時は 自然に 横からマテ茶を受け取る・・ 受け取る時は ありがとうと言う言葉は言わない。
もし 言ったら それは "私はいらないですよ" と言うサイン。
って事で 飲む時は 何も言わずに飲むのが 礼儀。
要らなかったら "グラシアス" と言えば いい・・。

と まぁ~ 現地の人たちの細かい"マテ茶作法"を 沢山学ぶのだ・・。

裏庭に大きな 別のブドウの木が。
すでに 若いブドウの房が なっていた・・。
これから もっと 大きくなって 熟していくのだろうなぁ~・・。


帰りは フェルナンドが アパートまで 我等 3人を送ってくれた。 片道 1時間くらいかかる道のりで Uberを使うと 一万五千円ぐらいはかかる・・。 だが 町の真ん中から このフェルナンドの家までは 来てくれないのだ・・。

往復料金を払わない限り ダメだと解ったら フェルナンドが 自分の車を出してくれた。
そして 彼が アルゼンチンの家事情ってのを説明する為に 彼が今住んでいる家にも連れてってくれた。

我等を招待してくれたのは 大きな家で 大きな裏庭があるので あれは 中流。一応その家の持ち主は BBQに合流した 弁護士の彼女。

 上流は 場所も全然違って・・もっと大きな敷地に大きな屋敷が建っているとの事。 

そして 彼が住んでいる所は 物凄く小さな面積で 日本で言うと 文化住宅的な所で キッチンとダイニングテーブルがあって 6畳くらいの場所が 生活の全て。 寝室も小さい場所があるが・・ とりあえず それだけが生活面積になるのだ。

フェルナンドは それが 下流の生活なんだ・・。 と言っていた。 そこは彼と 彼の娘  5歳 と 娘のお母さん・・ つまり 元カノですなぁ~ も住んでいる。

もう 元カノとは 別れて居るけど・・ 二人とも友達付き合いで 二人で娘を育てているし・・ 一緒に住んだらお金も節約できるし・・ だから 一緒に住んでいるんだ!
と 言っていた・・。

そして もう少し 向こうの方には 特殊な地区があって・・ もの凄い広範囲に バラックの集団がある。 そこには何万と言う人々が住んでいて・・ 水は 配管から盗み・・ 電気も電柱から 盗み・・その地区に流れ込んでいるとの事。

あまりにも その組織は大きく 政府も手が出ない程・・歴史的にも長く それが続いているのだそうな・・。

スマホのサテライト地図で 見せてくれて 色んな事を説明してくれた。

彼の生活は 下流とは言っていたけど・・ 下には下が 膨大にある様だ・・。アルゼンチンの貧富の差は 半端ないのだ・・。

BBQだけではなく 色んな事で 社会勉強になったのだ・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿