2025年11月25日火曜日

マレーシアなのに スコットランドにワープ

クアラルンプールから 車で 2時間以上もかかって やっと たどり着いた宿。
こんなハズではなかった・・ と思うくらい 辺鄙な所。
なんせ 雨は降りしきり 霧で 厚いモヤはかかり・・ 車は 進まない・・・。

道路は狭く 一車線の幅が二車線にしてあったり・・ 中央ラインを超えて 対向車はガンガンやって来る・・。
だから ノロノロでしか進めない・・。

そのうち 対向車が迫ってきて 少し 道端に寄ったら・・そこは 30cm以上も下がった溝にハマった。 草で 道端が そんなにまで 下がっているのは まったく見えてないのだ・・・。

普通の国だったら 車線のすぐ外でも 1m位はコンクリートがあるのが普通・・。
だが ここ マレーシアは 道路事情が 物凄く悪く・・ 完全に 車線の外までコンクリートがあるとは限らない・・。

よって そこに ハマってしまって・・ オマケに泥沼にハマって タイヤは空回り。 プラス タイヤは コンクリの土手っ腹を擦りながら 回るので どえらく えげつない 唸り声を上げている。

私 ガビちゃん(メキシコ人の彼女) そして ロジャー三人で 車を脱出出来る訳でもなく・・。
そしたら 対向車線から来て すれ違った車が 止まってくれた。 こっちが対向車線を避けて ドツボにハマったのを見て こりゃ~ たいへんだ~! と思ったらしい。

私と ガビちゃんは車が 大きく 道端に傾いたので もしかしたら このまま 崖の方に転がり落ちるのかも?と思って 車から 一目散に脱出したまま 車から遠く離れて 見学。
そうこうしていたら 風雨で木々や 岩やらが 転がり落ちて道路遮断だの・・ 道路の半分が土砂崩れて 片道通行になってるのやら・・をメンテナンスしているトラックが止まってくれた。

結果 5・6人の男達で 我らの車は 脱出できて 道路に戻った。 どうやら ちゃんとうごきそうなので 言葉は 一言も通じてはいなかったが・・全員 「よかった! よかった!」 的笑顔を作って 解散した。

散々な 悪天候と悪路で やっとたどり着いたのが ゴーストタウンとも言われる 怪しい所。
建物は シャトーとも言えるぐらい 美しく ヨーロッパ的。
だが それらは薄汚れ・・とうの昔の栄光時代はあったかもしれないけど・・・ 今は 死にかかっている・・と言う建物が 山の合間に 沢山建っているのだ。

不思議に思って ネットで調べて見ると・・・ 昔 スコットランドから フレーザーと言う人が ここにやってきて 鉱山を掘り起こそうとしたらしい・・。 が! そのフレーザーさんは 誰も知らない内に コツ前と姿を消したのだそうな・・。
そして なぜ フレーザーさんは 忽然と 姿をけしたのか 誰も知らず どちらかと言うと ミステリーとして 言い伝えられているとか・・。

そして ここは 濃い霧が常に漂っている所で そこから もっと ミステリー的な話になったとか・・。 
よって ここは フレーザーの丘と言う名前が付けられているのだ。
以後 ここ フレーザーの丘は マレーシアと言うより フレーザーさんの出身のスコットランドの気候なのだ。
クアラルンプールのジットリと湿った 高温多湿の気候とは全く違い・・スコットランドの ネス湖のあるロッホローモンド地区と錯覚してしまいそうな風情なのだ。
フレーザーさんの後には ドンドコとイギリス人が 避暑地として この地を開発。
標高1500mもあるし 日中でも 20度前後の温度。 朝夕は 10度前後まで下がる。
正に 熱帯気温とは全く違う別天地であるのは間違い無い。

辺りには 人っ子一人いない・・。
でも 建物は シャトーの様に空に向かって突き上がり・・ 一つのシャトーに 百個くらいの部屋があり・・ だけど そこには 誰も住んで居ない・・。 
暗いのに どこも明かりが付いていないのだ。
正にゴーストタウンとしか言いようが無い。



イギリス人が好む 高級花が あちこちで 咲き誇っている。
手入れは全くされてはいないが・・自然だけは ガンガンと伸び切り・・ 人工物だけが 朽ちて来ている。



なんとも 全て 隅々が イギリス的な街に作り上げられているのが 解る。



明かりが付いているのは 我らが泊まった部屋。
我らだけが このフレーザーの丘に居る・・と錯覚してしまいそうなのだ。
 寝室は 二つあり・・ 我らの部屋は クイーンサイズのベッドが 二つ、 ガビちゃんの部屋は シングルサイズのベッドが二つ。それぞれの寝室に バスルームがある。
大きなラウンジには ソファーがあり・・ キッチンがあり・・・。
オーブントースター、電子レンジ、電気クッカー、 ケトル 他 キッチンには全ての道具が備えてあって・・・何年もそこに住める状態になっている。
だが 周りには スーパーも無けりゃー コンビニなんてもんもない・・。

その宿は 一泊3人で 2千円程度。
安かろう・・悪かろう・・で シャワーはチョロチョロ、でもって 温度も 熱くはなく・・ 雨に濡れまくっている我らは服が肌にくっついて 寒いのなんの!
だが・・ヒーターなんて無い・・。
よって オーブントースターを付けて 暖を取るっていっても 手の平をチョット温めるだけ・・。
濡れた服は 着たまま ヘアドライヤーを当てるとホンワカと暖かい・・。
立派なキッチンがあっても お湯を飲むくらいで 食材があるわけでもなく ただただ 呆然とするだけ・・。

とりあえず 超高級ホテル それも 100年前のイギリスのホテル的なのが 近くにあって 食うものは すべてそこで食うしかないのだ。

そのホテルに停まっている車が ポルシェであったり バカでかいタイヤのランドクルーザーだったり・・。 イギリスの超お金持ちが 時々は この辺りにやってくるのだろうか・・・?

濡れしょぼった 立派な ベランダから 我らの部屋の中をみると ロジャーが呆然と立っている。 





 

全てが イギリスなのだ。 近くには 100年も前のスタイルの イギリスの電話ボックスだの 郵便ポストだのも あった・・。 多分 使われてなくて ただのオーナメントなのだろう・・。

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